Center for Wellness and Healing

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ハコミセラピーとは

ハコミセラピー

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“ハコミセラピーがマインドフルネスを心理療法に取り入れたことは先見的な貢献だ”

−ダニエル・シーゲル UCLA医科大学精神科臨床教授「脳を伸ばすしつけ」著

 

“ハコミはコアマテリアルにつながるための卓越したメソッドを提供している。理論的に裏付けられており、画期的な結果を生み出すセラピーである“

−人間性心理学協会

 

“ハコミはEQ(心の知能指数)を発達させるための卓越したシステムである”

−ダニエル・ゴールマン、心理博士、EQ提唱者


 

ハコミ研究所のハコミセラピーは40年近く前より、マインドフルネスと身体を心理療法に取り入れることによって、非常に効果的な癒しの効果をもたらしており、欧米では最も効果的な心理療法の一つとして確立されています。

マインドフルネスが一貫として積極的に使われており、ハコミの技法も活用することによって、クライエントは、短時間で、体験的に、自分の症状や、習慣、生活を色づけているような、潜在記憶や無意識的な深いレベルでの思い込み(ビリーフ)にアクセスできるようになります。このようなビリーフは無意識のままであると、自己観や、人間関係、行動において、投影や、争い、不調和の原因となっています。

ハコミセラピーでは、身体は無意識レベルのコアマテリアルや深いレベルでの変容への扉と捉えています。どのように自分の体験を組織化しているか(コアマテリアルによって色づけているのか)に気づき、それを直接的に体験することによって、潜在記憶は再統合され、愛着関係や発達上の傷などは癒され、変容が可能となります。

思いやりに満ちたラビングプレゼンと癒し的な関係性もまた、ハコミセラピーの根幹と言えるでしょう。クライエントに深く共感するための技法を用いながら、微細に無意識(潜在記憶)レベルの兆候を読み取り、つながることによって、クライエントに繊細にしっかりと同調できるようになります。その結果、安全性に満ちた関係性が築かれ、クライエントと深くつながることができ、クライエントの無意識の協力を得ることができるのです。このようなハコミの技法や関係性は、愛着の傷を抱えたクライエントへの修正体験でもあり、自分や他者、この世界への信頼を育みます。そして、より満足感に満ちた人生を歩むようになり、結果的に、うつや不安障害の症状の改善にもつながります。

◆ハコミ研究所とは?

ハコミ研究所は、ロンクルツと中心的なファカルティーによって、1981年に創立され、世界各国でハコミセラピストの育成に35年以上も携わっています。欧米、オーストラリア、カナダでは公認臨床心理士などの継続教育単位コース提供機関として活躍しています。

◆ハコミセラピーはどんな方に効果があるのでしょうか?

• うつ、そううつ、不安障害、パニック障害、愛着障害、トラウマなどの症状で悩まれている方
• 自分を知り、自分らしさを活かした自己成長を願われている方
• 思いやりと優しさに満ちた人間関係を築かれたい方
• 深い悲しみから抜け出せないように感じている方

ハコミの原理や方法は、心理療法の分野だけに留まらず、日常の人間関係にも適応され、自分のこころを深く満たし、人とのより豊かな関係を築いていく大きな助けにもなります。自分の可能性を最大限にのばしたい、自己成長を願われる方にも最適です。

 

ハコミの5つの原理

tree(ハコミトレーナー パット・オグデンの資料を参考)

1. マインドフルネス

マインドフルネスとは、好奇心と優しさをもって、今この瞬間に起こっていることにあるがままに気づくことです。批判することなく、一歩距離をもって、自分の内面や周りに起こっていることを見つめるです。マインドフルネスになることで、短時間で、体験的に、自分の症状や、習慣、生活を色づけているような、潜在記憶や無意識的な深いレベルでの思い込み(ビリーフ)にアクセスできるようになります。また、私たちの本質的な自分〔コアな自分〕――過去の体験を超越しており、今この瞬間にあり、安定していて、確信があり、思いやりと叡智に満ちた部分――が活動できるようにサポートをしてくれます。


2. ノンバイオレンス(非暴力的)の原理

自然に起こるプロセスからのサインやシグナルを尊重します。クライアントの防衛反応に立ち向かったり、変化を強制するのではなく、ハコミセラピーの技法では、クライアントの防衛反応を尊重し、サポートすることで、そのような防衛反応に秘められている叡智と友好関係を築きます。そうすることで、協力的な自己探索が促進され、適切であるならば、クライアントが、自ら意欲的に防衛反応を手放すようになります。


3. こころと身体の統合の原理

私たちのこころと身体は、自分自身やこの世界についての私たちの固定観念やビリーフ(生活の中でどのように自分を体験したり、表現するかを色づけしている思い込み)を反映しており、具現化しています。ハコミセラピーは様々な技法で、このこころと身体のつながりを探索することによって、この身体的な情報、コアビリーフや、それが作り出す体験に気づき癒やすお手伝いをします。


4. ユニティー(統合の原理)

人は、様々な部分から成り立っていて、完全なホールネス(全体性)であり、生きている有機的なシステムです。私たちの個々の部分はホールネスに常に参画しています。このシステムのあらゆるレベル――身体、精神レベル、こころのつながり、対人関係、家族、文化、そしてスピリチュアルなど――での相互依存関係を大切にしています。


5. 有機性の原理

人には自然治癒力が備わっており、良くなるための叡智が備わっています。ホールネス(全体性)の中で全ての個々の部分がコミュニケーションができると、システムは自然と進むべく方向性を見つけ、自ずから軌道修正や間違いを正すことができます。ハコミセラピーでは、クライアントがホールネスへと有機的に開花していくことをサポートし、それがクライアントのシステムが自然と求めている進むべき方向であると信頼しています。セラピストのゴールを強制するのではなく、クライアントのシステムと協力的に取り組むのです。人は深いレベルで、周囲の人や親などの誰よりも自分自身がよくなりたいと一番強く願っていますので、結果的に、深く、速く、癒やしの効果があらわれ、あなたのためだけにオーダーメードされてできた癒やしの道が開花されていきます。

 

THERAPIST

Hiromi Willingham
ウィリングヘム・広美
M.S.W, L.C.S.W

ジョージア大学心理学学士。イリノイ大学大学院臨床社会福祉学修士。テキサス州公認臨床心理セラピスト。米国ハコミ研究所、認定セラピスト、ティーチャー。赤ちゃんマッサージ認定講師。MOA岡田式浄化療法3級士。1999年より自然治癒力を高めながらの心理セラピー、ワークショップを行っている。カウンセリングセンター、Infant Parent instituteで働いた後独立し、Center for Wellness and Healingを開業中。ボランティアでMOA岡田式健康法のグループを教えている。3児の母。アブダビ在住。